青い空と

つまらなくて

桧山の怒声から逃げた俺は、教室には戻らず、校庭に何時ものメンバーで溜まってた。

もちろん、ヒマすぎて困る。
けどまた戻るわけにもいかねぇし、抜け出してもつまんねぇだけだし。

「おもしれぇことねぇかなぁ」

「お前それ、昨日も言ってたぞ」

俊也に言われ、そうだっけか、と思い出す。

考えるのもめんどくなって、重たい腰を上げる。
今は授業中だから別に保健室に行っても平気だと思う。
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