あなたの笑顔をみていたい
真子が病院へ向かったから
今は私と秀維の2人。
私は思った事を秀維に聞いてみた。
「ねぇ・・・ホントに何も知らないの?」
秀維は歩の親友だと思う。
他からみてもそれくらい仲がいいから。
「べ、別に・・・何も知らないよ」
秀維はそういったけど、
なぜか焦っているように見えた。
「嘘!なんか隠してるでしょ?
嘘つかないで・・・教えてよ・・・」
秀維は黙ったままだった。
どうして・・・どうして
私たちに隠し事するの?
真子は歩の彼女なんだよ!?
なのにどうして・・・
そう思うと涙がでそうになる。
「・・・秀維・・・
お願い・・・教えてよ・・・
隠し事なんてしないで・・・」
私の声は震えていた。
それに気づいたのか、
「わかった。
でもここじゃあれだから場所を移そう」
そういって先生のところへいき
何か言って帰ってきた。
「先生にもう言っといたから。
とりあえず学校でよう」
私は無言でうなずいてかばんをとりにいった。