愛恋(アイレン)〜運命の恋〜

恐怖と絶望

学校に着いた私を襲った出来事、やはりユウスケからのメールだった。




相変わらず、授業が終わる度にメールを送ってくるユウスケ。




“お願いだから…もうあんなメールを送ってこないで!!"




心の中で叫んでも、ユウスケに届くわけがない。




メールで素直な気持ちを伝えようと、画面を見つめる。やはり…目につくあの文字がある。




【新着メール:二件】




もはや彼のこの行動は、嫌がらせに似た行動だった。いつしか私は、メールすらできなくなっていった。




授業中も、ユウスケのメールが嫌になり、携帯電話の電源を切った。
電源が切られている間も、ユウスケからメールが着ているのだろうが…。




“どうしてこんなことになってしまったんだろう??"
ふと、そう考えてみる。




私がユウスケの誘いを、軽い気持ちで承諾したから??



それとも、いつなら遊べるか彼に教えなかったから??



もう…わからない。
わからなくなっちゃったよ…ユウスケ。




キーンコーンカーンコーン♪




物思いにふけっていた私は、終業のチャイムで我にかえった。




「今日はここまで!ちゃんと復習するように!!」
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