爽恋



新田何それ。

あまりの怒りに、あたしはその修羅場に思いっきり入って行った。


バンッ

靴箱に手をつく。

「お前・・・」
新田が少し驚いた顔をした。


「おい新田!!!あたし、あんたは軽いヤツだとは思うけど、根は優しいと思ってた!早紀奈振り回しといて、勝手過ぎるんじゃない!!?」



「・・・」
新田は黙ったままだった。
ずっとこっちを見つめて。

「何とか言えよ!!!」
あたし、どんなに軽い男より女を傷付ける男は一番嫌い!!


「ごめん早紀奈・・・。俺、早紀奈のこと好きじゃないのに告った。彼女欲しくて・・・。」


「もういいよ・・・。早紀奈も新田の顔だけで好きになっちゃったし。」



< 11 / 25 >

この作品をシェア

pagetop