ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
貢にぃの返事に、彼女は
パァッと花の咲くみたいに
笑って言った。


「やった♪

そうそう、一ノ瀬さんに
倒れられでもしたら、
こっちが困るんだから!

じゃあ、おいしいもの
食べて、つかの間の休息と
いきましょ☆」


「ハイハイ」


貢にぃが小さく苦笑する。


強引に押された感はある
けど、そんなにイヤでも
ない――そんな感じの表情。



そして、ふたりは並んで
歩き出して……なんと、
あたしの隠れてる方に
歩いてきた。
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