ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
ドキン、ドキン。

胸が今にも弾けそう。



けどもう、逃げないよ。



想いを込めたケーキは大失敗で、
一緒に食べるのもダメになっ
ちゃったけど。



でも、そんなことが大事なんじゃ
ない。


ホントに大事なのは――胸の中の
この気持ちを、伝えることだもん。



「――リクエスト?

いったいなんだ?」


いぶかしげな貢にぃの問いかけ。


あたしはハッキリとした声で、
その答えを口にした。




「ホットケーキのケーキ、だよ」




「え…………?」




_
< 284 / 323 >

この作品をシェア

pagetop