変わり者女子高校生の アタシと三匹の野良犬
田舎でもなく都会でもない。ただ近くに海がある。

アタシは黄色の自転車を走らせる。
風になびいてアタシの黄色に近い色の髪も揺れる。

生まれつきの色。
父親の顔を知らない
アタシはきっと父親が外国人だったのだろうか?と考えてみたりする。

ついでに言うとアタシはそこら辺の女子高生とはちがう所がある。

それはアタシが喫茶店をやっているということ。


たった一人で。

アタシの家族は物心ついた時からいなかったらしい。
アタシは遠い親戚のおばあちゃんに引き取られた。

そして去年おばあちゃんが他界して、この喫茶店を営む人はいなくなった。

アタシは喫茶店をつぐことにした。

大好きなおばあちゃんの店を―

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