《完》シークレットコードにご用心
立ち止まったこっちに、
チャンスとばかりに
一気にスピードをあげて、
ヤンキー達が駆けて来る……!


(捕まる―――!!)


恐怖に、反射的にギュッと
まぶたを閉じた時。


なんだかひどく懐かしく
思える声が、耳に届いた。



「―――こっちだ、乗れ!」



え…………!?


声に続いて響くブレーキ音。

ガチャッと何かが開く音。


「……助かった! サンキュ!!」


光琉の声がしたと思ったら
フワッと体が宙に浮いた。


ギョッとして目を開くと、
今まさにあたしの体は、
光琉に抱えられて車の中に
放り込もうとされてる。


そしてその車内には
見覚えのある顔――…

伊織、緋月、小太郎の姿が……。
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