《完》シークレットコードにご用心
「……別にそんな、落ち
込むよーなことでもないだろ」


――返ってきた声は、
思いのほか優しかった。


え? と思って顔をあげた
あたしに、光琉は続けて、


「風間も似たよーなこと
言ってたけど。

誰にだって、他人には
さらけ出してない、隠れた
一面はあんだよ。

100%自分をさらしてる
奴なんて、むしろいねーって」


「光琉………」


「だから、気づかなかった
ことを責めてたって仕方ねぇ。

そもそも知る機会が
なかったんだからな。


……大事なのは、知った
時にどう考えるかだ」


「知った時に……
どう考えるか……?」



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