《完》シークレットコードにご用心
「………………!」


しゃあしゃあと言って
のける伊織に、さしもの
敏腕生徒会長も返す言葉が
なくなっちゃったみたい。


黙り込んだ渋谷さんに、
さっきの仕返しとばかりに藍が、


「もー、そんなに気に
なるなら、いっそのこと
ボク達の仲間に入っちゃえばぁ?

そしたら、ぜーんぶ
教えてあげるよ?」


「じょっ、冗談じゃない!

誰が、あなた達みたいな
得体の知れない連中と―――!」


「得体の知れないはねーだろ。

健全な新聞部員じゃねーか♪

なあ、美羽?」


「えっ!? あ、う、うん!」


健全……かどうかは、
ちょっと怪しいけど。


でもまぁ、れっきとした
新聞部であることに、
かわりはないかな?
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