恋戦乱


「お待たせしました!」


縁側で座っていた龍様に声をかけた


「ほんと、お待たせ」


「申し訳ありません…」


「さっさと行くぞ!」


あの綺麗な着物…そんなに似合ってなかったかな〜…

庶民に似合う訳ないか…



「何て顔してんだ…」


また意地悪顔してあたしの顔を覗き込む


「なにも…「嘘つくんじゃねぇ」


「…そんなに…あの着物…似合ってませんでしたか…?」


悲しくなって俯いてしまった



「はぁ?!なんだ…そんな事かよ…

あんな派手な着物着てたら、またすぐ狙われんぞ?」


えっ…?!



狙われる…?



「それに―…

あんな綺麗な姿、俺以外…

見ていい訳ねぇだろ…ちょっとは自覚しろ」



あれ…?!


綺麗?!


ってか龍様…顔真っ赤!


ぷいっと顔を背けられた



あたしの心臓は全身に波打ってる



「こんなこと言わしやがって…さっさと歩け!!」



龍様って―…


乱暴で俺様で乙女心のわからないお方だけど…


とってもお優しい方だ


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