≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜

からくり

---- 松高建築会社前から中継です

少女たちは、昨夜から、この松高建築会社のビルに立てこもり、空港建設反対を訴えています。

この中の少女の1人が、この占拠されました、松高建築の社員の身内である事から、この会社に立てこもる事を、考えついた模様です。

え~っ、現場では昨夜から必死に、その社員であります父親からの説得が行われています。

そして中では、昨夜、少女たちにビル内に入る事を許可された女性が1人、少女たちと交渉を続けています。




オレは、大型ビジョンに釘付けになり、レポーターの現場の中継を、一言も漏らさないように集中して聞いた。



---- では、今朝早くに、彼女たちが訴えてきた状況を、ここでもう一度流します。



「自然は、人間だけのモノじゃない!!

今まで散々傷つけてきたんだから、もうやめて下さい!!

私は、このように2千人以上の人たちから、空港建設反対の署名ももらいました。

利益があるのは、ほんの一部の人たちだけです。

そこに住む、人や動物や植物は、みんな迷惑しています!」



絵里香ちゃんが、ハンドスピーカーを持って、建物の中から外にいる報道陣や野次馬、そして一番先頭で自動ドアに張り付いている山田氏に訴えた。



「現に、私のおじいちゃんは、この空港建設に反対して、命を懸けて抗議しました。

・・・ヒック・・ウゥ・・ヒック・・・・

・・でも・・・この会社の人たちは、・・ヒック・・そんな理由でおじいちゃんが、この場で亡くなった事を、隠そうとしました!

わたしは・・そんな人たちの作るモノで、みんなが幸せになれるとは思いませんっっ!!

空港なんてやめろーーーーっっ!!

お・・・おじいちゃんを・・・おじいちゃんを返せーーーーーっっっ!!」



オレの知らない女の子が、絵里香ちゃんからスピーカーを渡され、こう叫んだ。



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