あたしだけの年下様





「えへへー」


「『えへへー』じゃねー!お前らもふざけんな!」


「お姉さん名前なんてゆーの?」


隼人の友達の元気な男の子にそう聞かれた。



「柊 亜美「ちょっと来い!」」

答えようとしたら、隼人に腕を掴まれて、隼人は速歩きで歩いてく。



「隼人ー!今度紹介しろよー!」


後ろ越しに言ってる友達のみんなに、


「うっせー早く帰れ!」

と後ろを向いて照れながら叫んだ。



そんな顔を見て、あたしはまた可愛いって思った。





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