ただ、大好きでした。




「ごめん」



気付いて、あげられなくて。





自分の中に背負い込んで、重かったでしょう?

投げ出したかったでしょう?






…捨てたく、なったよね?







それなのにあたしは、月が自分を閉じ込めて導いてくれた未来を、


自ら、逃げ出してしまったんだ









─…ごめんなさい





逃げ返ったあたしを、慰めてくれたのも、笑わせてくれたのも、月だったよね?





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