ただ、大好きでした。
ほんとはまだ、まだまだずっと。
蒼井のことを引き摺っていたけれど、
変わっていく環境の中で周りに押されたり、自分自身、進まなきゃって、思わされたり。
『好きだったんだよ?』
言葉に出来なかった想いをデジタルな文字に変換して、無理矢理、終わらせた。
…だけど、返ってきた『今さら?』が、いつまでも頭の中にうろついて
ホワイトデーの時に覗かせた、大人な横顔が目蓋の裏にこびりついて、
あたしを、捕えるの。
─…もしかして、知ってたの?
あたしの気持ち。