美しい名前
「じゃあ、大丈夫だねー。」

なんて言って、夏たちも帰っていった。
ちょっと…どうしたらいいの!?

「空海ちゃん??俺たちも帰ろう。」
「あ、はい。」

自然に握らてた右手はすごく熱くて、なんだか、すごく落ち着いた。そのとき不意に、坂井さんが


「空海ちゃん、目つぶって。」

「あ、なんですか…??」

よく分からなかったけど、とりあえず目をつぶった。
すると坂井さんの手が、首元に添えられ何かが付けられた。
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