舞蝶.・。*


そう思った時には完全に遅かった・・・

「莢っ!!!!」
ゲッ...。
いらっしゃいました。
皆様。

日向は、車から降りてきた。
怒ってます。
…はい。完全に怒ってます。

「ひ、日向。違うの…」
「ああ?」

殺気まで出てます。
最悪なパターンです。

「ご、ゴメンなさいっ!!!!」
あたしは思いっきり頭を下げた

日向は吃驚してる。
事情を説明すると、完全に怒ってます。
日向様・・・。

あたしと目すら合わせてくれない。

みんなは何とかフォローしてくれてる。
「しょ、しょうがないじゃんっ!!!」
「そーや!!勘違いで良かった事やんっ!!」
「でも、莢らしい勘違いだね~」
「本当。まさか男同士を連想するなんてなっ!!!」

笑わないで・・・。
とっても恥ずかしい事なんですよ・・・。

「ひ、日向。ゴメン…」
あたしが謝っても、耳を貸してくれない。
ひ、酷い・・・。

あたしが落ち込んでると、悠があたしに口パクで「大丈夫。日向な、莢からの電話の後、すぐ車出したんだよ」といって微笑んだ

< 156 / 229 >

この作品をシェア

pagetop