胡蝶蘭
しかし、服に飛ぶとか、匂いがつくとか、断るんだろうなと誓耶に視線を移す。
「嫌か?」
「いや?
あたし、偉槻が食べるって言ったもんを食う。」
言っただろ、とやや呆れ気味に誓耶はさっさと中に入って行ってしまう。
ぽかんとしていた偉槻だったが、慌てて後を追った。
「お前、いいのか?」
「何が?」
「ここで。」
「しつこい。」
一喝され、偉槻は促されるままテーブルに座った。
「お前さ、なんでそんな神経質なわけ?」
「神経質?」
「ああ。
どーせ、あたしがカレー嫌って言うと思ってたんだろ。」
図星。
黙っていると、誓耶はふんと鼻で笑った。
「やっぱり。
何回も確認して、勝手にピリピリしてさ。
あたしはいいって言ってんじゃんよ。」
「あぁ、悪ぃ。」
まったく、と誓耶はため息をついて、メニューを開いた。
「うげぇ、辛いのばっか。」
「お前、辛いの嫌いか?」
「ううん、大好き。」
なんだよそれ。
思わず偉槻は吹き出した。
「その言い方は嫌いって言い方だろ?」
「あたしの喜び方。」
「捻くれてんな、お前。」
「偉槻にだきゃー言われたくない。」
「嫌か?」
「いや?
あたし、偉槻が食べるって言ったもんを食う。」
言っただろ、とやや呆れ気味に誓耶はさっさと中に入って行ってしまう。
ぽかんとしていた偉槻だったが、慌てて後を追った。
「お前、いいのか?」
「何が?」
「ここで。」
「しつこい。」
一喝され、偉槻は促されるままテーブルに座った。
「お前さ、なんでそんな神経質なわけ?」
「神経質?」
「ああ。
どーせ、あたしがカレー嫌って言うと思ってたんだろ。」
図星。
黙っていると、誓耶はふんと鼻で笑った。
「やっぱり。
何回も確認して、勝手にピリピリしてさ。
あたしはいいって言ってんじゃんよ。」
「あぁ、悪ぃ。」
まったく、と誓耶はため息をついて、メニューを開いた。
「うげぇ、辛いのばっか。」
「お前、辛いの嫌いか?」
「ううん、大好き。」
なんだよそれ。
思わず偉槻は吹き出した。
「その言い方は嫌いって言い方だろ?」
「あたしの喜び方。」
「捻くれてんな、お前。」
「偉槻にだきゃー言われたくない。」