だって、好きなんだもん。
次の日、宣言通りに朝日君のお弁当を作った。


お母さんには
「誰の分?」
ってさんざん言われた。

でも彼氏ではないから

「友達の分!!」

そう答えるしかなかった。



「ひかり!おはよ!!」


「メグミ、おはよっ」


私の友達の神田川メグミ。
どっちかっていうとボーイッシュな方なんだ。


サバサバした性格が好き。


「あれ?お弁当二つ?」


「うん。ちょっとね…」


「なになにぃ〜?話してよ」


「うん。」


今までのことをすべて話した。

「…まじで?」


「うん。だからしばらく一緒にお弁当食べられないんだ。ごめんね?」









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