桜の季節





自分を責めた。













「……私のせいだ…。」



私は、つぶやく。



でもつぶやく事で、何か変わるはずもない。






涙が溢れる。






私はポケットからケータイを出して、慣れた手つきで、メールのメニューの新規作成を押した。










だけど、そこから私の手は止まった。










私は、直樹のアドレスを知らないからだ。














メールで謝ろうにも、謝れない。












私は、ゆっくり立ち上がり、荷物を持って、玄関に向かった。










< 49 / 104 >

この作品をシェア

pagetop