桜の季節
「……よろしく…。」



私は、視線を手に落としたけど、握手をしなかった。



「あ、く、しゅ、しよっ!?」



“握手”という単語を、やけに強調する。





「やだ。」



即答する私。





「え~。じゃあさ、じゃあさ!俺の事、ゆうきって呼べよ!絶対だかんなっ!じゃあまた、お昼にでも逢おうなっ♪」





言いたい事だけ言って、去ってしまった。















“また、お昼にでも逢おう”


どーゆー事?





もしかして……、


食堂でまた、逢おうって事!?









嫌だよ、そんなの!



出来れば逢いたくないしっ!





もぉ………、
私ってば最悪…。








家に帰りたいよ……。



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