そばにいるのに..

『あの――…っさっきは
ありがとう……
怪我大丈夫??』

殴られた時結構
鈍い音がしたから
心配で――…


『あっ??うん。大丈夫だよ!!
っていうか君あんな奴らに
歯向かうなんてすごいね!!』

その男子は振り向いて
私の方に歩きだす。


『いやっただ私短気だから
あぁいうのにいつも
逆らっちゃって――…』


男子は私の横に来て
私のペースに合わせて
歩いてくれる。

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