そばにいるのに..

急にドアが開いた。

まずいっ…!
こんな自分見られたら
完璧変人に見られちゃう!


『あれっ…有紀ちゃん!?』

嘘っ…この声は――…

『あっ、…あははっ
誠君おはよう~』

よりによって誠君だった。


『あっ!えっと違うんだよ!
うちが踊ってたのには
理由っていうか――…』

『あははっ、いいよ、いいよ!
大丈夫!
踊ってたこと誰にも
言わないからさ♪』


さすが優しさに
満ち溢れてる誠君だ!

『あっありがとう…!』

誰にも言わないのは
嬉しいけどやっぱり誠君に
見られたのは恥ずかしいなぁ。

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