ファーストラブ

隣人

この学校はだいたいの人が持ち上がりの為

もともとここの近くの

中学校に通っていた人は大体の人を知っていた。

「あきちゃんの隣はね~中川佑太って言う人だよ

って名前言ってもわかるわけないよね」


私はふふっと笑ってうんと頷いた。

「もう来てるはずだよ…ぁ!ほら

あそこの窓側にいる男子の左から2番目」

「へぇ~」

思わず釘づけになってしまった。

中学校の時に席がよく近くなることのあった

唯一上手に話せる男子に似ていたからだった。

「なに~あきちゃん一目惚れ~??」

私は一生懸命否定した本当に…

だって中学校のときのあいつも恋愛感情はなかったもん。

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