君を想う

ずるい恋心

・・・帰り道


私は朔哉君と一緒に歩いていた


1人で大丈夫なのに・・・


なんか・・・変な感じだな


私達の関係って・・・なんだろう?


付き合っているとか


そんなんじゃない


「・・・麻美? 大丈夫か?」


「あ・・・うん」


ドキン


朔哉君は 心配そうな顔を


しながらそう言った


ドキドキする


きっと私の顔 赤いよね


恥ずかしくて 俯いた


ぎゅ


「え?」


朔哉君が私の手を握った


「・・・お前 少し顔色悪いから


また倒れると困るし」


そう言いながら 朔哉君は


少し照れていた


握られた手が・・・少し熱い


「あの・・・ごめんね?」


今日 倒れちゃったし・・・


それに・・・


迷惑だってかけちゃった
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