君を想う

ズキン


少しだけ　胸が痛み出した


そんな悲しい顔・・・しないでよ


「あの・・・迷惑とか


そんなんじゃ・・・ないよ？」


「え？」


「えっと・・・私は朔哉君の事・・・


好きっていうか・・・


ド・・・ドキドキするの！」


目を瞑ってそう言った


私・・・何言ってるんだろう？


どうかしてる


墓穴掘ったっていうのかな？


「・・・なんでドキドキすんの？」


な・・・なんでって


「えっと・・・なんでかな？」


実際　今でもドキドキしてる


すると　朔哉君が目の前に


立っていた


「へ！？」


「なんでドキドキすんの？」


ドキン　ドキン・・・


私は　恥ずかしくなって俯いた


なんて言えばいいんだろう？


「麻美？」


「あ・・・えっと・・・」


身体が熱いのが　わかった


どうしよう