君を想う
ドキン ドキン・・・


やばい・・・ドキドキしてきた


連れて来られた場所は 


階段のおどり場だった


「あの・・・倉崎君?」


「・・・麻美さ 俺の事嫌い?」


え?


なんで・・・そんな事・・・


「な・・・なんで?」


「だって 俺の事


名前で呼んでくれないし・・・


苗字呼びだしさ」


倉崎君・・・拗ねてる?


「あ・・・違うの! 


えっと・・・その・・・」


少し 慌ててしまった


「違う? どう違うの?」


「え?」


目の前には 倉崎君が居た


ドキン ドキン・・・


どう違うって・・・言われても


「だって・・・倉崎君


好きな子居るんだよね?」


俯きながらそう言った


そうだよ・・・ 


好きな子が居るのに こんな事・・・


「・・・ふーん じゃあ麻美の事


好きだって言ったらどうする?」


え?
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