君を想う
「あの! 咲帆ちゃん・・・


亮介君も 朔哉君を責めないで?」


「でも・・・麻美ちゃん」


「私が悪いの・・・


勝手について行ったりしたから」


そう言いながら 俯いた


自分でも バカみたいな事したって


思ってる


だけど・・・これ以上


朔哉君の事 想うだけでも


辛くて 切なくなる


「・・・亮介 香坂


悪いけど麻美と2人で


話がしたいんだけど」


え?


朔哉君は 少し


真剣な顔をしていた


「わかった じゃあ私達


教室戻ってるね?」


咲帆ちゃんと亮介君は


保健室を出た


2人きりって・・・慣れない


すると 朔哉君は私の隣に座った


ビックリして少し肩が上がる


「ごめん・・・」


「え?」


「俺のせいで・・・怪我して」


ドキン
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