君を想う
咲帆ちゃんは そう言った


でも・・・気にしてしまう


自分でも 気にしちゃダメだって


思っても・・・


「ねぇ 今日どっか


遊びに行かない?」


「え?」


「たまには 女同士で帰るのも


悪くないでしょ?」


そう言って 咲帆ちゃんは


笑っていた


「・・・うん」


倉崎君から借りたノートを


机の中にしまった


大丈夫・・・


気にしなければ平気


・・・帰り道


私は 咲帆ちゃんと一緒に


歩いていた


「麻美 朔哉の事好き?」


「へ!?な・・・なんで!?」


「んー・・・なんか


麻美は 朔哉に対して


照れてる感じがするし?」


照れてるっていうか・・・


ドキドキしてるだけで


「・・・好きって事なのかな?」


胸に手を当てると ドキドキ言っていた
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