彼の愛は永遠だから、サヨナラは言わない

この気持ちの行き場所は何処へ

結局小山主将が謝りに来ることはなかった。


私がいきなりシャワー室へ入ったのがいけないと思うけど、あの言い方は酷い。


顔を合わせても何も言わない小山主将。


もうどうでもよくなった。


小山主将が謝らないなら、無視してやる。


夕食のカレーを作りながら、小山主将のカレーに毒でもいれてやろうか、本気にと思った。


「千比絽怖い凄い顔してるけど、大丈夫か。」


「大丈夫だと思います。」


夕食を無言で食べ続ける小山主将が、かなり怖いんですけど。


誰も声をかけられない状態。



本当に何を考えてるのか、分かりづらい人だ。















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