青春。[短編8P]
青山くんは



自転車の後ろに




“彼女”





を乗せるのが夢らしい…







噂で聞いたから
嘘かもしれないけど














好きな人
いるのかなぁ…








いつか
私の知らない女の子が






青山くんの自転車に
乗るんだろうな



私じゃない、他の…



そう考えたら
少し切なくなってきた



一緒に帰った次の日






青山くんから



小さなメモを渡された









『昨日はありがとう。今日も一緒に帰れない?』







…おっ!!!!!





す、すごいよ


また一緒に帰れる…






隣りをチラッとみた




目が合った





青山くんの頬が赤い







…私もきっと赤いだろう





…早く帰りたい




授業の内容なんて
頭に全く入らずに
一日が終了












掃除を終えて



待ち合わせ場所の
自転車置き場へ
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