LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


ヤメロ!と言うように頭を掻き混ぜる誠二の腕を掴むと、



『オマエが元気なら良い。じゃあオレは風呂入って来るから先に寝とけよ。』



って、ものすごい勝手な事を笑顔で言われた。


先に寝てて良いなら何で起こしたんだ!


そのまま寝かせといてくれた方がよっぽど元気出たわ!




……ん?


元気??


さっき確か誠二は『オマエが元気なら良い』とかナントカって言ってたよね…



もしかして、ユリカちゃんのお父さんの話しを聞いて、過去の思いが甦りそうになって青ざめたアタシを気にしていたんだろうか…。


だから先に帰ってろって、そそくさとユリカちゃんを連れて行ったのだろうか。


アタシがお父さんの病気を告知された時の不安な気持ちを思い出さないように?



もしそうだとしたら…


アイツの分かり辛い優しさにも少しだけ感謝出来る。



何も安眠妨害してまで元気かどうか確認する事はないと思うけど…


アタシは元々寝たらスッキリして元気になるタイプなんだから、むしろそのまま寝かせておいて欲しかったんだけど…



だけど…誠二の分かり辛くてちょっと強引な優しさが昔と変わり無くて、…それがとても嬉しかった。


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