LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜


「ナツ、前と何にも変わってないじゃない。」



そうですねマキたん。


むしろ前より厳しい目で見られてる気がするよ…。



「仕方ないよ、ユリカちゃんは誠二の妹的存在を自負してるんだから。"ナツコはずっと誠ちゃんと一緒でズルいんだから"、大学に居る間ぐらいは誠二を貸せってさ。」



ズルイのはアタシじゃなくて誠二の方だと思うんだけど…。



「アンタ思いっきりどかされてんじゃん。それに誠二君も何も言わないのね。」



うん、アタシが思いっきりどいてあげてんの!


別にアタシだって好きで四六時中誠二と一緒に居るワケじゃない。


それもこれも全ては誠二と幼なじみに生まれてしまったせいだ。



そして誠二が何も言わないのも、



「いちいち注意すんのが面倒なのよ、それにアタシにヤキモキというものを妬かせようとしているらしい。」



何故アタシにそんなにヤキモキを妬かせたいのか…



だったら家で夕飯にモチを焼いた方がよっぽど早いというのに。




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