LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜



「返してよ!アタシのウチのカギなんだから!」



『オレがはいどうぞって素直に返すと思うか?返したら逃げんの分かってて返すバカがどこに居る。』



ん?



「ここに居る。」



指を指して言ってやった。



人に指を指されるのがキライな誠二は、眉間にシワが寄る。



『おばさんにチクるぞ。』



「……。」



ちくしょう!
母ちゃん!誠二と一緒に居る方がヤバいんです!
危ないんです!!
襲われそうなんです!!



そう叫びたいけれど…



今や母公認…いや、母の思惑通りとなったアタシ達は、



いくら枕を供にしようとも、母にはむしろ喜ばしい事らしい…



< 93 / 452 >

この作品をシェア

pagetop