RED×HEAVEN
「ルナぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



俺は、二度と目を覚ます事のないルナを見つめ、抱き締めた。



頭が破裂するほどに、



身体が裂けるほどに、



気が狂いそうなほどに、



後悔した。



何故躊躇しなかったのか。



あれだけ頭は冴えていたのに、何故止められなかったのか。



自分が奪った命は、重かった。



地球上の何よりも、重かった。
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