RED×HEAVEN
「ダメじゃないけどさ〜、何でも簡単に信じたら痛い目みるよ」



男の子が言った。



「じゃぁ、嘘なのか?」


「ホントだけど」



女の子が言った。


「だろ?それに、俺たぶんもう死んでるから痛い目なんて見ないよ」



俺がそう言うと、2人は顔を見合せ、眉間にシワを寄せ、複雑な表情を浮かべた。



「それがそうでもないんだよね」



女の子が少し沈んだ声で言った。
< 146 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop