RED×HEAVEN
「ただいまぁ〜」



ドタバタと鳴り響く足音に安堵した。



「ただいまぁ〜じゃねぇよ。今何時か教えてやろうか?」



俺は目を極力細めてルナを威圧した。



「ん〜?2時でしょ?」



俺がかけた最大限のプレッシャーは何の効果も発揮していない。



ルナは『そんなもん時計見りゃわかるだろうが』的なニュアンスで答えた。



理不尽な怒りを見せるルナに、正当な怒りをぶつける事にする。
< 2 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop