RED×HEAVEN
目を覚ますと、真っ黒の場所にいた。



ここは…



見覚えがある。



エンとエマに初めて会った場所。



グレイブではないようだ。



一体どうして…



「目、覚めたんだね」



エマが俺の足元に立っていた。



「なんで…俺はここにいるんだ…?」


「ここがどこだかわかるんだね」



足元のエマに尋ねたつもりだったが、答えたのは脇に立っていたエンだった。



「あぁ。なんで?グレイブは?」



エマはニッコリと微笑み、俺の質問に淀みなく答えた。
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