RED×HEAVEN
「何?」



マユさんは俺の顔を見ずに、どこか遠いところに目を向けている。



俺もなんとなくその方向に目を向けた。



すぐにある一部分にピントが合った。



「アレ、社長の妹じゃないの?」



そう聞かれる前に気付いていた。



ルナ。



男と歩いている。



見たくなかった光景。



「そうだけど…」



もうマユさんの声はほとんど耳に入ってこなかった。
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