ダリア、それは愛の序曲
「とりあえず宿を借りましょう」
「そうだね、それよりロイ?様はもう付けないでって言ってるでしょ?」
ロイと呼ばれた青年は女性をかばうように身体を動かし先導して歩く
そんなロイを少女は困ったように見つめた
「っしかし…!」
「ね?バルトは、そうしてるでしょ?」
「そうだぞー?お前のせいで怪しまれたら、どうすんだよ?な、ディア?」
「そうそう」
もう1人の青年はおどけたように女の肩を抱いた
「っ!バルト!!お前…ディア様に何て口の聞き方をしてるんだ!」
「もぉ~ロイは頭でっかちだね」
「な、困っちゃうよな」
「バルト!」
怒鳴るロイに2人は笑い都心部へ向かった