蝉恋

次の日も彼はそこにいた

照りつける太陽のしたで唄っている

周りには人は居らず私だけが彼の唄を聞いていた

命を燃やすように唄う彼を私は見つめていた

私が仕事に行く時までずっと唄続けた



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