蝉恋


夕方なった

私はまだ彼の唄を聞いていた

彼はまだ歌い続けていた

いつまで歌うのだろうか

そう思っていた時彼が唄うのをやめた

私は急いで彼に近づくと彼に話しかけた

「ねぇなんでこんなに唄をうたっているの?」

そうすると彼は答えた

「人を待っているんだ」

彼の声は弱々しい声で答えた

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