木苺の棘
この後、巽・・・

貴方からの連絡は途絶える。

それはまるで、突然の別れ
のように・・・

私が、未練がましく
たまき先輩の事を想ったり
したから

巽は、逢いに来てくれない。

逢えない、貴方を想い
私は、不安に駆られる。

そして、一人の時間に
寂しくて、耐えられない
私がいた。

眠れない夜が続く。

そんな不安な日々を送る
私に、新たな出会いがある。

私は、目の前の貴方と
何を話せばいいか
分からない。

ここから、逃げ出したい・・・

そして、あの日の
ライブの時のように
逃げ出す、私の手に
貴方が、触れた。
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