木苺の棘
この部屋へ貴方が訪ねて
来た時、貴方は決まって
一番最初に、眠る私の頭
を撫でてくれる。

そして、頬にキス。

その大きな手の温もり
優しいキスに、私は心から
安心するのだった。

今日は朝まで眠れる・・・

王子のキスで眠りから醒めて
しまったとしても

貴方が傍に居てくれれば
朝まで眠ることができる。

例え

あの夢を見たとしても・・・
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