幼なじみは俺様彼氏
俺は、楓を抱きしめた。




「奏…!!」

「ごめん、ホントに。でも少しも揺らいでねぇよ。楓しか見えない。」

「ほんと?」





真っ赤な目で俺を見上げる楓。





カワイイ。



こんなときでも、そう思う。





「奏…仲直りの時は?」

「キス…していいの?」

「うん!!」

「楓大好き…。」





やっと楓に触れた。




やっぱり楓じゃなきゃダメ。





「奏、大好き!!」

「うん、俺も…。いや、やっぱ愛しちゃってるかも。」

「!!奏〜…!!」





また泣き出した。




でも、さっきまでとは違う。




楓の涙を舐めた。





「しょっぱ…。」

「奏、キス〜…。」

「はいはい。」

「……んっ…。」





久しぶりき舌まで入れちゃって。




楓を味わう。





もう不安にさせない。





俺は、楓を守る…。






< 110 / 446 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop