幼なじみは俺様彼氏
彼氏と彼女
楓と付き合うようになってから何日か過ぎた。




仕事が増えてきた俺は、付き合いたてなのにあんまり楓に会えてない。




『俺朝から仕事だから。今日は午後から学校いく。』




楓にそうメールして家を出る。







「あんた今日も朝から?」

「香保里。起きてたのかよ。行ってくるから。」






香保里は俺の母さん。




かなり若い。





俺って確か16のときの子。




親父は大工。





あとは妹がいるくらい。





自分でいうのもアレだけどウチは美形一家。






「行ってらっしゃい。」





この家族キライじゃない。









スタジオに入った俺は猫かぶり。




「あ、奏汰じゃん。久しぶりに一緒だな!」

「洸輔。今日はよろしくね。」

「……キモ…。」





うるせぇ!!




わかってるっつーの!!






仕方ねぇだろ!





なんの意味があるか知らねぇけど親父が猫かぶりなんだから。







サクサクと仕事をこなす俺。






「お疲れさまでした!」

「洸輔このあとは?」

「もうない。」

「じゃぁ楓のこと頼むね?」

「はいはーい♪」




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