幼なじみは俺様彼氏
◎奏汰



「ったく…。俺がいなかったらどうなってたか!」

「ほとんど神楽のおかげだろ。」





今、洸輔と電話中。





電話とかあんましねぇけど。





今日は、感謝の一言でもあげようかと。




楓と付き合えたから。




「とにかく、もう楓泣かせんなよ。俺が神楽に怒られる。」

「わかったから。まぁ俺も楓は大切にしたいんで。」

「言うね〜!」

「じゃ、またな。」

「おう。」





洸輔との電話を切る。





確かに、今日はひどいことしたな…。





なんかよくわかんないうちに楓に好きだろ、とか聞いてて。





実際、自信とか少しも無かった。





だから、迷ってる楓からの答えが怖くて。





キスとか…。





楓にとっては初めてだって知ってたのに。






でもまぁ、結果オーライ。





両想いだったし。






俺はモデル辞める気ないし、今仕事も増えてきたから寂しい思いさせるかもな。





神楽がいれば安心だけどな。




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