幼なじみは俺様彼氏
「奏汰〜…。明日絶対うるさいよ〜?」

「無視だ、無視!!入るぞ。」

「はーい。おじゃしまーす!!」





楓がそういうと、奥から走ってくる音が聞こえた。





どっちだ?





「楓!?久しぶりね〜!」

「カエちゃん!!わー♪え、まさか奏兄と!?」





両方かよ…。




質問攻めすんなよ…。





「あ、えと…お久しぶりです!あの、奏汰と…一応…」

「俺ら付き合ったから。ちょっと前に。」





可哀想な楓のかわりに答えてやった。




家の家族は遠慮を知らねぇから。





「そうなの〜!!ま、アンタに付き合ってられんのは楓だけか!あはは!」




あはは、じゃねぇよ…。





テンションたけぇし…。





今日親父早く帰ってくるな、きっと…。





「カエちゃんが…。かわいそ〜!俺様奏兄に付き合わされんのか〜…。」





コイツは妹の紗和。




俺に似て顔はいい。





ただ、性格が香保里に似てるからうぜぇ…。





「黙れ、ブス共!いいか、ぜってぇ邪魔すんなよ!?」

「はぁ!?ブス!?誰に向かって言ってんのよ!?」

「あたしがブスなら毎日毎日あるラブレターどういうこと!?」


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