幼なじみは俺様彼氏
「ありがと。いただきます。」




うまそうなクッキーを一口食べてみた。





なんか…泣きそう。





「奏汰!味…は?」

「うますぎ…!!つか…本気で好きなヤツからのってこんな嬉しいもんなのか?」

「あたしに…聞かないで…。」





照れてる楓を抱きしめた。




嬉しすぎて泣ける。




…泣かねぇけど。





やっぱり楓は特別なんだって思い知らされた。






「なぁ。」

「ん?」

「バレンタインだしさ。」

「うん?」

「甘〜くしてみる?」

「…!?いいよ、照れちゃう…。」

「問答無用。」






甘い楓をたっぷり頂いた。




幸せ過ぎる時間。











翌日。





学校に行ったら、やっぱりチョコの山。





そして…俺を追いかけ回す盛った女子どもと…




楓を追いかけ回す盛ったオス…






甘いのは昨日だけかよ!?





1日明けたら完全に厳しい世の中でした…。








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