幼なじみは俺様彼氏
「ははっ!じゃあ夜に迎えに行くから。一人で歩くなよ?」

「はぁい。じゃあね。」






夜かぁ。




久々の生奏汰♪





にしても、今は昼。





ヒマだよね…。





奏汰には一人で歩くなって言われたけど…。




近くならいいよね!!






なにも持たずホテルから出て、近くを探索。





なんもないし…。






唯一見つけた公園に向かった。





これがいけなかった。





スリより会いたくないあの人に会うはめになったから…。







「KAE!!」

「え!?」





このアメリカの地で、あたしを知ってる人はまだいないはず…。




不安になりつつ、ゆっくり振り返ってみた。






「は、ハルミさん!?」

「よっ!」





そこにはあのハルミさんがいた。




ここアメリカ…。





世界って狭い…。






「なんでいるんですか…。」

「里帰り♪」

「はぁ?」

「俺アメリカ生まれの帰国子女〜。」





うそ!?




世の中にはホントにいろんな人がいますね…。





「…で?なんであたしの目の前にいるんですか!?」

「KAEのアメリカデビュー超騒がれてたじゃん。だから!」

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